ゲルマニウムは、1855年ドイツのウィンクラーという化学者に発見された亜金属元素です。
金属と非金属の性質を合わせ持つ半導体の性質からトランジスター、ダイオードなどが発明され、ゲルマニウムは電子工学の飛躍的な発展を導きました。
そして1967年、浅井一彦博士が水溶性有機ゲルマニウムの合成に成功してからは、ゲルマニウムは健康食品として実用化されるようになりました。

ゲルマニウムには、「無機」のものと、「有機」のものがあり、工業用に用いられているのは、無機ゲルマニウムなのです。無機ゲルマニウムはもちろん、人間が摂取することは出来ません。
もし、長期間にわたり摂取すると腎臓に蓄積し、腎不全を起こすことが知られています。
浅井一彦博士は、サルノコシカケや朝鮮人参等の植物にゲルマニウムが多く含まれることを見出し、ゲルマニウムの着目、有機ゲルマニウム合成の研究を始めました。
そして、1967年に水に溶けて安全性が高く、人間の体内でも何ら副作用のない有機ゲルマニウム化合物の開発に成功しました。 |